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アシックスの安全靴、ウィンジョブCP401を長く使ってきました。
半長靴タイプで、ベルト式。踏抜き防止構造があり、つま先保護、グリップ性、クッション性、履きやすさのバランスが良い。
自分のように、プラント設備やクレーン関係の現場で、歩く・しゃがむ・昇り降りする・足元が汚れるといった作業をする人間にとって、かなり使いやすい安全靴でした。
特に気に入っていたのは、次の点です。
- 半長靴で足首まわりをある程度守れる
- ベルト式で脱ぎ履きしやすい
- 3E相当で窮屈すぎない
- つま先が丈夫で傷みにくい
- 踏抜き防止構造がある
- 靴底のグリップ性と耐久性に安心感がある
- かかとのGELによるクッション性があり、長時間履いても比較的楽
- 作業靴としてしっかりしているのに、履き心地が悪くない
ところが最近、CP401が手に入りにくくなっています。
アシックス公式の商品ページは残っていますが、現行の安全靴・作業靴一覧ではCP401を確認できず、販売店によっては取扱い終了や廃番として扱われています。
正式な後継モデルが分からないまま、今履いているCP401が傷んだ時に何を選ぶべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、CP401を愛用してきた現場目線で、CP401の何が良かったのか、後継に求めたい条件、そして候補として考えているミズノの半長靴タイプ3モデルを比較します。
先に結論|CP401の代わりになる靴は意外と少ない
結論から言うと、CP401は単に「半長靴の安全靴」ではありません。
自分にとっては、次の機能が1足にまとまっていたことが大きかったです。
- JSAA規格A種
- 半長靴タイプ
- ベルト式
- 3E相当
- 踏抜き防止構造
- つま先保護
- 耐久性のあるアッパー
- グリップ性を意識したソール
- 長時間履きやすいクッション性
この条件をそのまま満たす後継候補は、簡単には見つかりません。
ミズノのNA21B、BA29H、BS29Hは、半長靴・ベルト式・3E相当・つま先保護という面では候補になります。
ただし、記事作成時点で確認できる公式仕様では、3モデルともCP401のような踏抜き防止構造の記載は確認できませんでした。
踏抜き防止が必要な現場では、軽さや履き心地だけで乗り換えを決めるべきではないと思います。
ウィンジョブCP401の何が良かったのか
CP401は、JSAA規格A種認定の半長靴タイプです。
ガラス繊維強化樹脂製のA種先芯を採用し、踏抜き防止機能を搭載しています。
また、かかと部にはアシックスのスポーツシューズにも使われているGELを搭載し、クッション性を高めています。
仕様だけを見ると重量は約630gと軽量タイプではありません。
それでも、実際に履くと「ただ重たい半長靴」という感じではなく、足元を守りながら歩きやすさも考えられていると感じました。
自分がCP401を選び続けていた理由は、軽さだけではありません。
現場で必要になる耐久性、足首まわりの安心感、踏抜き防止、ベルト式の使いやすさ、グリップ性、履き心地。
これらが一足にまとまっていたことが大きいです。
「国産」ではなく、神戸のアシックスに残してほしい
CP401はベトナム製です。
そのため、製造国として「国産安全靴」と表現するのは正確ではありません。
それでも、自分は神戸に本社を置く国内ブランド、アシックスのワーキングシューズとしてCP401を選んできました。
現場で働く人間にとって、足元はただの消耗品ではありません。
一日中履くものだからこそ、足が痛くなりにくいこと、滑りにくいこと、つま先を守れること、踏み抜きに備えられること、長く使えることが大事です。
CP401は、そうした現場の要望にかなり近い安全靴でした。
だからこそ、もしCP401が流通終息や廃番に向かっているのであれば、同じような役割を持つ後継モデルを出してほしいと思っています。
CP401とミズノ3モデルの比較
ここでは、次の3モデルを比較します。
- ミズノ プライムフィット NA21B
- ミズノ オールマイティ BA29H
- ミズノ オールマイティ BS29H
| 項目 | アシックス CP401 | ミズノ NA21B | ミズノ BA29H | ミズノ BS29H |
|---|---|---|---|---|
| タイプ | 半長靴・ベルト式 | ブーツ・ベルト式 | 半長靴・3本ベルト | 半長靴・3本ベルト |
| 規格 | JSAA規格A種 | EN ISO 20346保護靴 ※JSAA・JIS認定品ではない |
JSAA規格A種 | JSAA規格A種 |
| 先芯 | ガラス繊維強化樹脂製A種先芯 | 硬質樹脂先芯 | 硬質樹脂先芯 | 樹脂製先芯 |
| 踏抜き防止 | 搭載 | 公式仕様で記載を確認できず | 公式仕様で記載を確認できず | 公式仕様で記載を確認できず |
| 足幅 | 3E相当 | 3E相当 | 3E相当 | 3E相当 |
| 重量 | 約630g 26.5cm片方 |
公式ページで確認できず | 約490g 26.0cm片方 |
約420g 26.0cm片方 |
| 主な強み | 踏抜き防止、GELクッション、アウトタン、半長靴 | 油が目詰まりしにくいソール意匠、EN ISO 20346 | 昇降作業向けヒール、耐滑、耐燃料油、足首の動かしやすさ | 軽量、耐滑、耐油、屈曲しやすいソール |
| CP401から見た評価 | 基準モデル | 油環境重視の別候補 | 踏抜き防止不要なら最有力候補 | 軽さ重視なら候補 |
※踏抜き防止は、各製品の公式仕様に記載があるかを比較しています。記載がない製品について「踏抜き防止機能がない」と断定するものではありません。導入前にメーカー、販売店、現場の安全管理者へ確認してください。
ミズノ プライムフィット NA21Bはどんな人向けか
プライムフィット NA21Bは、EN ISO 20346規格の保護靴です。
油が目詰まりしにくいソール意匠を採用しており、油分がある環境での滑りにくさを意識したモデルです。
ベルト式のブーツタイプで、3E相当。硬質樹脂製の先芯を備えています。
油を扱う設備保全、整備、工場内作業などでは魅力的な候補だと思います。
ただし、NA21BはJSAA規格品ではありません。
ミズノ公式でも、JIS規格認定の安全靴ではなく、JSAA規格認定品でもないことが案内されています。
会社や元請の安全靴ルールでJSAA規格A種を求められる場合は、導入前に確認が必要です。
また、踏抜き防止構造についても、公式仕様で確認できませんでした。
CP401の完全な代替というよりは、油環境での作業性を重視した別方向の候補と考えるのがよさそうです。
ミズノ オールマイティ BA29Hは最も有力な候補
CP401から乗り換える候補として、個人的に一番気になるのはBA29Hです。
BA29HはJSAA規格A種の半長靴タイプで、3本ベルトにより甲まわりを調整しやすく、3E相当の幅があります。
重量は26.0cm片方で約490gと、CP401よりかなり軽めです。
耐燃料油性のラバーソール、つま先補強、耐滑性、かかと部の衝撃吸収性も特徴です。
さらに、昇降を伴う柱上作業に対応する設計とされており、ヒール形状や足首まわりの動かしやすさにも配慮されています。
足場の昇り降り、設備周辺の移動、階段の多い現場などでは使いやすそうです。
ただし、踏抜き防止については公式仕様で確認できませんでした。
CP401のように、踏抜き防止を必要条件として安全靴を選ぶなら、ここは必ず確認したいポイントです。
踏抜き防止が不要な現場、または別の保護対策が取れる現場なら、BA29Hはかなり有力な候補になると思います。
ミズノ オールマイティ BS29Hは軽さ重視の候補
BS29Hは、JSAA規格A種の半長靴タイプです。
3本ベルトで脱ぎ履きしやすく、3E相当。重量は26.0cm片方で約420gと、今回の候補の中ではかなり軽い部類です。
つま先補強、耐油性ラバーソール、耐滑性、屈曲しやすいソール、夜間作業時の再帰反射材などが特徴です。
CP401より軽く、足首まわりを覆うタイプの作業靴を探している人には魅力があります。
一方で、CP401に求めていた踏抜き防止構造については、BS29Hでも公式仕様の記載を確認できませんでした。
軽さを優先するならBS29H。
昇降作業や足首の動かしやすさ、作業性まで考えるならBA29H。
油環境への対応を重視するならNA21B。
そんな分け方になりそうです。
CP401から乗り換えるなら、まず確認したいこと
CP401から別モデルへ乗り換える時は、見た目や価格だけで選ばない方がいいと思います。
最低でも、次の点は確認したいです。
- 現場でJSAA規格A種が必要か
- 踏抜き防止機能が必要か
- 半長靴の高さが必要か
- ベルト式である必要があるか
- 油がある床面で作業するか
- 階段、足場、はしごなど昇降作業があるか
- 厚手の靴下を履くか
- 長時間歩く現場か
- 足幅が広めか
- 作業中に水や粉じんが入りやすい環境か
特に踏抜き防止は重要です。
踏抜き防止が必要な現場で、踏抜き防止機能の記載がない靴を「似た形だから」と選ぶのは危険です。
後から踏抜き防止インソールを追加する方法も考えられますが、元の安全性能やフィット感、会社ルールとの関係もあるため、自己判断で済ませず、メーカーや安全衛生担当者に確認した方が安心です。
アシックスに残してほしい、安全靴の条件
CP401のような安全靴を求めている人にとって、後継モデルに期待したいのは次の条件です。
- JSAA規格A種
- 半長靴タイプ
- 3E相当
- ベルト式で着脱しやすい
- 踏抜き防止構造
- つま先保護とつま先補強
- 水や粉じんが入りにくい構造
- 耐油性・耐摩耗性・グリップ性を意識したソール
- かかとのクッション性
- 現場で長く履ける耐久性
- ジーンズや作業服にも合わせやすいデザイン
BOAやローカットの安全靴も便利ですが、CP401のような「半長靴・ベルト・踏抜き防止・履き心地」の組み合わせには、別の価値があります。
プラント保全、設備工事、クレーン作業、建設現場、屋外作業などでは、こうした安全靴を必要としている人がまだ多いはずです。
アシックスには、CP401をそのまま復活させる形でも、現代仕様にアップデートした新モデルでもいいので、この系統を残してほしいと思います。
まとめ|CP401の代わりを探している人は、安全機能を最優先で確認したい
ウィンジョブCP401は、単に履きやすい安全靴ではありません。
半長靴、ベルト式、3E、踏抜き防止、つま先保護、グリップ性、クッション性、耐久性。
現場で必要になる機能が、かなりバランス良く入った安全靴でした。
ミズノのNA21B、BA29H、BS29Hは、それぞれ魅力的な候補です。
ただし、CP401と同じ踏抜き防止構造については、今回比較した3モデルでは公式仕様の記載を確認できませんでした。
そのため、踏抜き防止が必要な現場では、安易に「CP401の後継」と考えず、安全機能を確認してから選ぶ必要があります。
自分自身も、次に何を履くかはまだ検討中です。
現時点では、踏抜き防止が不要な条件ならBA29Hが一番気になる候補です。
一方で、CP401と同じ安心感を求めるなら、アシックスには半長靴・踏抜き防止モデルの後継をぜひ出してほしいと思っています。


